2016年6月30日(木) 【今年の「6・19」について(円日耕也さん)】 今年の「6・19」について(円日耕也さん) 円日耕也さんと初めてお会いしたのは 「6・19」を1回目から5回目まで開催した、今は閉店した「博多エキマエ音舗」での 「豊田勇造ライブ」。2012年だったと思います。 勇造さんのサポートバンドでサックスを吹いていらしたので、プロのミュージシャンの方かなと思いました。 しかし本職はお坊さんで 天神にある光円寺という大きな、有名なお寺 の御住職であられるとわかりました。 たくさんライブに出演され、好きな音楽のジャンルも多岐にわたる円日さん。 なかでもアントニオ カルロス ジョビンの ボサノヴァが大好きとのことで 意気投合し 円日さんが光円寺で25年以上開催しているジャズコンサートに2013年に出演させていただきました。 そんな折、僕が「6・19」というイベントを しているというお話をさせていただきました。 すると円日さんが 実はこの光円寺も福岡大空襲で 全焼してしまったのだという ことを、教えてくださいました。 だから自分の寺でも何か やろうということで 毎年開いている 「福岡大空襲戦没者追悼法要」 に僕を誘っていただき 式次第の中で 僕に、自分のイベント「6・19」の話とミニライブを やらせていただきました。 その出演も3年連続 2014、2015、2016と何度も 回を重ね お互いに音楽的にも、空襲を語り継ぐという テーマの面でも 理解を深めることができましたので 思い切って 円日さんに 「6・19」に出演いただき、演奏とお話を していただきたいと 考えたのでした。 円日さんは 現下の政治状況に 非常な危機感を感じていらっしゃるので 最初は7月の参院選で 現政権与党に投票しないよう 訴えたい 憲法改悪に反対し 平和を守ろうと 訴えたいとおっしゃっていましたが 決して政治的なメッセージを 声高に叫ぶイベントには したくないのです、と お話ししました。 そこで 福岡大空襲で焼けたお寺の戦時中の お話、仏教界の戦争協力について お話しをしてくださることになりました。 高名なお寺の御住職に アマチュアのライブイベントで お話しをお願いしてもいいのかと 逡巡する気持ちもありましたが 円日さんはとても積極的に 出演に前向きでいてくださったので すごく有り難かったです。 そしてテナーでもぜひコラボさせて欲しくて お願いしました。 やはりジョビンの曲は やりたくて円日さんがお気に入りで テナーの美しいソロがある 「Ligia」 かねてから ソウルバラードにアレンジして カバーしたかった チャーリー林さんのカバー 「第五福竜丸」に テナーサックスのソウルフルなブロウを 入れてもらい 最後は ジョビンへのオマージュであり 福岡博多へのオマージュであり この場所でイベントをする モチベーションの源だった 「フータンヌルカ」を ご一緒に演奏させていただきました。 長々とした雑文になりましたが 今年、2016年の「6・19(9th)」を ざっと振り返ってみました。 関係するすべてのみなさまに 改めて深く御礼申し上げます。 6/3017:27 [ｺﾒﾝﾄする] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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