2016年10月5日(水) 【10/5】 「ビターオレンジ味の缶チューハイを飲みながら」 昨日のような 荒々しい めまぐるしい 生命が蠢いているような 台風の空より 今日のようなぽっかりと 綿菓子のように 一欠片 宙に浮かんだ ぼんやりとした 夕日の作用で 少しオレンジ色に 染まる雲を見るのが 好きだ と 改めて感じ トボトボ歩く。 トボトボ歩くことは 現代福岡の せっかちな車社会では 至難の技であると 思う。 例えば横断歩道 歩行者優先とはいえ 既に右から左から 虎視眈々 曲がろうとする車両が プレッシャーを かける感じ これはもはや 辛子明太子並みの 福岡の名物と言えないか。 歩行者優先守っとるけん 早よ渡らんや？ とそれらの車両は 無言の圧力をかけてくる だから 必至 歩行者は 小走りを強いられて トボトボ あるいは ブラブラ そんな 悠長な行為が 許されないのである。 だから そんな強制的な 歩行ペースの シンコペーションを 強いられる 福岡の散歩者たちは 固く意を決して 気概を持って トボトボ歩かねばならないの です。 トボトボ、ブラブラ 歩けなくて どうして 町の季節の変わり目の 移ろいを 詩うことができようか (いやできまい) つまり 福岡は 詩人など轢いてしまえ という土地なのかも しれない。 僕は やはり 平和なものが 好きなのだ。 平和なものというのは 少しぼけっとしてる 変化に乏しく 淡々としている 活力に欠ける かもしれないが ビュンビュン飛び過ぎてゆく 嵐の雲より まるでやる気のないような 翌日の夕凪の空 新宿のガード下や 日本橋の幹線道路より 武蔵境の 線路沿いの 閑寂 一気飲みより ちびちび飲み セックスドラッグより ポリネシアンセックス 手数の多い フィルインやら 変拍子よりは まったりとした クレイジーホースの ラルフモリーナ 僕は アクションロールプレイングゲームするより 通行量調査をしている 方が楽しい などと考えている 内に日が沈んで 家にはまだたどり着かない。 10/518:14 [ｺﾒﾝﾄする] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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