diary2

2016年12月1日(木)
【11/30】
11/30

11月のまとめとして。

今月は8日のキャバーンビート
10日のジョナサン、17日のシャングリラでのワンマン、23日のプレアデス、26日のブローウィンと

月間5本、しかもワンマンがありました。その間に「初恋の嵐」というバンドの楽曲や七尾旅人さんの
音楽作品「兵士A」に出会ったり
こうの史代さんの漫画を、片渕須直さんがアニメ化した「この世界の片隅に」など、非常に大きなインプットがあり、それが今月の新曲作りにもいろいろ変化を与えてくれました。

すごく充実して濃厚なひと月であった訳ですが、同時に、何かを知ってしまったという感じがしています。

それは自分の能力の未熟でもありますが、それを上回る興味、好奇心はまだまだ音楽活動を続けていく力に
なりそうな予感があります。

しかしどうも自覚が足りなかったのは、精神面の未熟が、はやアラフォーではなく、アラフィフと呼ばれる年齢に差しかかっても、一向に良くならない。むしろ矯正せずに放置していたことが、言動の端々に出てしまい、音楽活動で関わる人たちとの関係を悪くしかねない、そんな
自分の姿にようやく気がついた
このひと月でした。

ややこしい言い方になりましたけど

まあ、ありのままに書きたいと思います。具体的な場所、名前などは
伏せます。

シャングリラのワンマンが
終わる頃には
僕はかなり消耗していました。

新しい曲を試すことなど
やりたいことはたくさんあり
モチベーションは高かったのですが

仕事の後、練習、曲作り、ライブ、の繰り返しが、人との会話やコミュニケーションを減らして、内面の動きに集中したいという気分にさせていました。

ずっと出演する機会がなく
近年は客席を訪れることもなくなっていたとあるお店に


ひょんなきっかけで
当日キャンセルになったアーティストの代役として10月に出演して
その際、11月にもう一度出演してほしいというオファーを
いただきました。

10月のライブの後
お店の店主の方と
食事をしながら
ゆっくり話す機会を持つことができ

来年10周年になる
僕の主催イベントの
そのお店での開催も視野に入れて
また改めてお付き合いを
始めようか

そんな流れで決まった
11月のライブ。

全く知らない共演者の方々とでしたが、その二組のミュージシャンたちが、招いたお客様でそれなりに
賑やかなお店。

店主の方が
今までにないくらい
僕に熱く音楽論や
福岡のライブハウスの
アマチュアミュージシャンたちについて話しかけてくれました。

お店が目指すもの
20年営業してきたライブハウスの側から見たミュージシャンたちの怠惰や人任せの告知宣伝ぶり、そのなかでも高い意識を持って、頑張る数少ない人々もいるという話になり


それが今日出演しているミュージシャンだと言われて
僕は二組の出演陣の演奏、ステージングを
集中して観ようと思いました。

シリアスな歌を
笑いにも溢れるMCで繋ぎ
客席とコミュニケーションを取りながらのステージング

音源のPR
季節にちなんだラブソング
有名なクリスマスソングのカバーと
クリスマスライブの告知。

よどみなく
お客さんを引き込む絶妙な間合い

確かに確立されたスタイルを
持つベテランらしいライブ。


もう一組は打って変わり
自らの美意識か
オリジナル曲をラウドな音量で
叩きつけるように演奏する
ロックバンド。

何を歌うのかほとんど
聞き取れないボーカル
バランスのバラバラなギターとベース、きっちりリズムが刻めていないのに、手数は多く雄弁なドラム

確かに久しぶりのライブに
駆けつけたある程度の人数のお客様。

でもこれが見習うべき
出演者の在り方なのか?

こういう要素は
あまり僕にないので
確かに見習うべきは見習う
自分をよく変えることに
つながるのかもしれません。

しかしあの夜
僕はもう座って聴いていることが
苦痛で仕方ない気持ちでした。

かつて30代で
博多エキマエ音舗のミックスライブに出ていた頃
同じように肌が合わない出演者の組み合わせという経験はよくありました。

ひたすらやり過ごしていましたが
一二度は、耐えられずに外へ出て時間を潰したりもしました。

でもあの頃とは状況が全然違います。
もう45にもなり、自分より歳も下の出演者がほとんどに
なりました。

本当なら
もっと慎み深く
自分の意見を主張せずに
全体の一部を担うくらいの
心境で
黙って自分のステージだけ
反省し改善していくのが
ベストな姿勢かもしれません。
本来新陳代謝をしながら
新しい世代を迎え入れ
活性化していかなきゃ
地方のアマチュアの
音楽シーンも
活力を失うのかもしれません。


しかし僕は
集客することができるなら
あのようなパフォーマンスが
まかり通ることには
やはり納得できません。

アマチュアであるからこそ
「青臭い理想論」にこだわりたい。
彼らがその前に技術も
質も磨け、高めろ
それができて初めて口を聞け

というなら
どうぞ見てみてください、という
くらいの自負は
あります。

というわけで
出演できないお店を
また自分で増やしてしまいました。

しかし来月もその先も
やらせていただけるお店が、場所が
ある限り
がんばりたいと
思っております。







12/1^05:38
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