2017年9月19日(火) 【9/19(n-2)】 2 深夜タクシーが有料道路に溶けてゆく。 ひっそりとした車内には ラジオも鳴らない。 眠気と戦いながら 記憶は行ったり来たりを繰り返す。 生暖かく蒸し蒸しした秋が 闇の中にあり 踏切の光に仄見える 塔婆の影が おまえの孤独の生ぬるさを いともたやすく見せつける。 立ち小便をしたフェンスの向こうから白い猫がゆっくり歩いてくる。 新しい線路 新しいマンション 新しい競技場 干上がった用水路に汚穢が じんわり臭っているその町。 いつも自分の心配ばかりしている 脳味噌から 物語なんかできる訳ねえだろ って司祭に 痛罵されたから ヒサシは 裸で寝転んでいた。 9/1919:09 [ｺﾒﾝﾄする] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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