2018年1月10日(水) 【1/10】 孤独、とか孤高という形容詞は なんとなく格好いいようなニュアンスで 人のキャラクターを作りあげるような気がします。 でも たとえば 周りに誰も連絡する友人や 関係者がいなくて 黙っていたら 永遠に誰からも連絡がこないような 孤独な、孤高な人に 芸術家とかミュージシャンとか できるはずがないですよね？ 作品やライブのオファーすら成り立たないですから。 現実は あくまでそこそこ幅広い交友関係は ありながらも 「群れる」のを嫌うために、そういう イメージをあまり漂わせないように しているのが 「孤独」「孤高」な芸術家、ミュージシャンの人々の実像じゃないだろうかと 推察します。 私は既にかなり変人で、頑固で 付き合いが悪いという 「実像」が定着していると思うのですが (イメージではないです。本当にそうなのですから…) それでもまだ「孤独」とか「孤高」とまでは言われたことはないですが (友達いなさそう、というのはあるなあ) 何を隠そう、ひょっとして結構孤独な 存在なのかもしれんのーというのを 今年の正月にふと思うことがありました。 休みの日に、自分の時間を 独りで過ごす、ことは むしろ自分としては絶対に必要な環境なので、そこで孤独だと思うことはないのです。 (逆にあまりに切実に自分の時間を求めてしまうから 結局誰とパートナーになっても そこでうまくいかなくなる。) しかし まあ普通周りの人を見ていると この友達とは何があろうと ずっと友達だ、という関係が あるものですが その中でわりと最後に残っていた 3人の友人と去年限りで疎遠になってしまったわけです。 最後に残ったと言うのも それ以前に私は小中高の 学生時代の友人づきあいは 全く無くなってしまいました。 もう既にかなり若くしてです。 10代、20代の音楽仲間でいまも連絡している人も一人もいません。 (SNSの力をかりて連絡がとれた方もいます) たくさんのアルバイト先での友達も いま消息がわかるのは、一人だけです。 というわけでいま私にとって友人知人としてお付き合いしてくださっているのは ほぼ全て30代の後半以降 福岡での音楽活動の場で知り合った方々。 若い時に密接なつながりがあった というより なかなか理解者がいない中で ふと声をかけ友達として励ましてくれた いまは遠くに住んでいる旧い友達、 そんな3人との連絡が同じタイミングで 取れなくなってしまいました。 でも責められるべきは私です。 たまに会いに行くわけでもなく 先に便りを送るわけでもなく いつも来たメッセージに返事をしたり あるいは忙しいからすみませんと そっけなく返していたのですから。 でも私はきっと彼らと初めて会った日から、そうだったはずなんです。 だってずっとこんな調子なんだから。 それを10、20年歳を重ねたとはいえ 付き合い方は変わらない、いや変え方がわからない、のですが 向こうにどこかで友達としてもう無理だと 思わせてしまいました。 SNSが原因になったケースもありました。 僕はフォロワーの友人に通知せずにある時ツイッターアカウントを削除してしまったので、三人のうちの一人はそれが 要因と考えられます。 だからやはりネットマナーを含め コミュニケーションの上でのマナーとして失礼なことを繰り返してしまったのかもしれません。 でも僕は彼らとまた話す機会があっても 「そんなに怒らんでもいいやん？」 とか言ったりしそうです。 もうそういうことを 長年繰り返して来たのだからと。 私は思います。 彼らは三人三様の人生を歩み 周りに今の彼らの友人や家族がいる。 中には同じ学生サークル仲間も居るし、本当に孤独な廃人時代の唯一の相談相手みたいになった後輩もいるし、 見知らぬ土地で路上ライブしていたら 声をかけてくれて、同じ音楽が好きで、 やがては東京で同じライブハウスで演奏する間柄になった先輩も。 そういう一つ一つのエピソードは決して無くならないし 思い出は絶対死ぬまで 大事な宝物で それを私は忘れない。 でも今は彼らの今の人間関係が一番大事。そっちを大事にしてほしい。 これから10年、20年後に ふと連絡したくなったら 連絡してもらえたら嬉しいなと思います。 私はいつもいま自分のやってることと 繋がる人たちとどう繋がってゆくかで 頭がいっぱいいっぱいです。 最後に皆さんから総ダメ出しをくらっても良い覚悟で書きます。 友達、はなるもんで 続ける、もんではない。 一度や二度、付き合いが 無くなっても 友達であった時は決して失われないのです。 1/1018:21 [ｺﾒﾝﾄする] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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