diary2

2017年6月25日(日)
【6・19(10th)ライブレポート(エピローグ)今後について考えながら、高橋プランクトンくんのライブを観る。】
6・19(10th)ライブレポート(エピローグ)今後について考えながら、高橋プランクトンくんのライブを観る。



高橋プランクトン
「とんたのもり」

高橋プランクトンとサニー
2017.6.19.「とんたのもり」より


高橋プランクトンという
シンガーソングライターがいます。
北九州市で生まれ育ち拠点に活動していますが、今は福岡市でもあちこちの店でライブしています。
山口県や大分県にも彼を評価し応援する人たちがいます。

彼もまた馬出の「マルツカ道」さんが店主のライブハウス「ブローウィン」で出会ったアーティスト。

30代から50代の、中年世代の
シンガーソングライターが多いブローウィンですが、場数を踏んだベテランたちも、まだ20代半ばの高橋くんには、一目置いている人がたくさんいます。

僕も彼の歌を初めて聴いて
彼が歌おうとしていることについて
話をして以来、その動向が気になり、機会があれば一緒にライブしたり、自主企画のイベントに参加してもらったりしています。


「6・19」をやってきて、その派生的なイベントとして「トンタの森で会いましょう」というイベントも2014年からブローウィンを会場に今年まで4年間開催しています。

2016年に高橋くんに出てもらう時に、他の3組の出演者同様に
「そんなに遠くないので、イベントの前に一度頓田の森に足を運んでみてください。」とお願いをしました。

その後高橋くんが書いた曲が
「とんたのもり」。


この曲は彼の新しい代表曲のひとつになったと思います。

彼はもともと歌い手ではなく
ギターを弾きたくてライブを始めたひと。

しかし数年前に旅で訪れた宮城県で
東日本大震災の行方不明者を捜索するボランティアをして
現地に数ヶ月滞在したことが、
彼に歌で伝えよう、表現しようという動機を強く与えたといいます。


日本の現代史を、2011年以前と、2011年以後に、永久に分けてしまう大きな震災。そこから歌い手を始めた若者に、過去の戦争で亡くなったかつての若者、子供達、犠牲者たちの物語は、どう響くのか。

僕は彼にはぜひ
自分のやっているイベントに参加してほしいと思いました。

1945年3月27日の太刀洗空襲の際に起きた
「頓田の森児童誤爆死事件」を
テーマにした
「トンタの森で会いましょう」

1945年6月19日に起きた福岡大空襲を
テーマにした
「6・19」

二つのイベントに
いつかは両方、高橋くんに参加してもらいたいと思っていましたが

今回いろんな巡り合わせで
実現しました。
(最初は予定していませんでした。)

当日開演直前に急遽決まった
高橋プランクトンくんと
サニーさんの
「とんたのもり」

彼にはやはり少し納得いかない
歌と演奏だったみたいで
歌い終えてからしばらく
消沈しているように座り込んでいました。

けれど、僕はすばらしいと思ったし
やはりこの歌は
「6・19」でも歌われて然るべきだと
思いました。

誤解を恐れずに
言えば
オカムラヒサシと同じように

高橋プランクトンくんも
決して大きなマーケットに属するために音楽を続けているわけでは
ないと思います。

僕も「6・19」を広めよう、とは
考えていません。


高橋プランクトンは
そのときそこにいる人の
心に全霊をかけて
歌を届けようとするシンガーソングライターでしょう。

僕も「6・19」をやりながら
10年にひとりでも、5年にひとりでも
構わないから
自発的にこのテーマを、歴史を
共感し伝えようとする人に
出会えたらいいと考えています。

効果を考えて
結果を求めて
このイベントをやってはいません。

真意がいつか伝わるまで
僕はこれからだんだん
老いさらばえながらも
一年でも長く
福岡の音楽の現場で
このイベントを開催したい。

やがて僕以外の誰かが
この町のいろんな場所で
「6月19日」を音楽で、演劇で、映像で、祭りで、祈りで
いろんな表現手段で伝えようという
動きが拡がったら最高ですが
それはそれ。

僕はひとりでもやっていきます。


高橋プランクトンくんには
もう一度
もっと自由に時間を用意して
「6・19」でも
ライブをしてほしいと思っています。









6/25^23:46
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