diary2

2018年12月11日(火)
【12/11】
12/8にライブしました。

12/8 @Blowin'
(set)
1 エンプティネス
2 モブ
3 はげる
4 パンと音楽
5 平成

ブッキングライブとしては
今年最後のライブ。
共演者は
福崎正人くん。
僕が親しく話をできる数少ない
若手のシンガーソングライターの一人。
基本的に福崎くんは
壁を作らない感じの人。
積極的に楽曲を作り、音源を作り、ライブをこなす。
気を衒うことなく
自分の世界観を音楽にして
提示する。

井内大輔さん。
初めて。
ハナレグミっぽいような
もうひとつ名前が浮かんだのは
テリー・キャリアー。
あとなんとなくジャック・ジョンソン。
なんとなく
そういう声の質感と
ギターのタッチ。
アコースティックライブの
お客さんが
リラックスして飲み物を飲んで
楽しく聴けるような
グッドミュージック。

中村博光さん。
二胡奏者。
二胡を僕に
教えてくれた人。
ブローウィン(ex.フーキー・ウーキー)
の先輩。
だけどとても礼儀正しく紳士。

伝統音楽の演奏会ではなく
フォーク調
ロック調オリジナル曲
のライブに混じって
新しい二胡のライブの形を
模索しているかのよう。
しかし
年々
音がつややかに、深みを感じるような
気がする。
僕にそれを聴き分ける耳があるのか
あまりわかったようなことは書くまい。

次が僕で
最後がサニーさん。

サニーさんは
一番ベテランかもしれないけど
いつもベテランぽくないライブを
する人。
たとえばそこに10代の
シンガーソングライターがいたら
50代だから、みたいな余裕綽々な
感じではなく、全力でぶっとばす。
落ち着いた、澄ました雰囲気のライブならドキッとするような激しい歌詞の曲を
演ったりする。
この日のライブでは
いつもブローウィンで僕が演ってるような
ひたすら自分の楽曲を聴いてもらおうと
一直線な感じのライブではなく

一人の弾き語りが、いつの間にか
もう一人ギターが増えたり、シンガーが増えたり、そこにお客さんも加わったり
そんな堅苦しくない雰囲気を
あっと言う間に演出してしまう。

アマチュアって言っても
サニーさんは毎週のように何処で
誰かとライブしている。
ステージ経験値の高さを感じた。

そしてクリスマス。
クリスマスぽい歌なんか選曲しなくていいのがBlowin'。
だからサニーさんはサニーさん的なクリスマスソング。
南スーダンから日本に残した恋人とLINEでやりとりする若い自衛官のことを歌う。
本当にこのやり方で正しいの?
と歌う。

それをきちんとキャッチしてくれる
お客さんたち。
Blowin'というマルツカ道さんの店。

おまけに客席には
この数年
福岡のライブハウスで
僕をインスパイアし
打ちのめし
もうお手上げだという気持ちにさせる
パンクブルーズ詩人の
KeiKumagawaが観ている。

僕は
すっかりプレッシャーに
潰されかけて
でもとにかく新しく書いた曲を中心に
5曲のセットを組んで演ってみた。

SNSでいつも余計なことを書いては
落ち込んだり苛ついたりする
無駄な時間にずぶっと嵌ってる自分の姿から書いた「エンプティネス」

今年一番インスパイアされたライブ
高橋プランクトンとKeiKumagawaのイベント「魔物たち」それを観に行ったブラックホールという店。
それからヒントをもらったけど

これはつまりライブハウスで
誰も知らない自分が誰も知らないオリジナル曲を歌い続けるということ

人からすれば
愚行かもしれないけれど
それは
とても根源的なものだという
こと。

僕が誰で
次に歌うのが誰であれ
その時居る人たちに
いつかふっと思い出してもらえるような
印象に残る歌を
願わくば
その人の背中を押したり
むしゃくしゃを癒したり

できればいいし
それは望み過ぎだとも
思うけど。

有り合わせではなく
自分にしかできない
オリジナル曲で
それをできたらという曲。

それはただハゲる悩みを
歌ったような「はげる」
強引なスリーコードで
自分の後悔を羅列し続ける
「パンと音楽」

平成という時代の終わりを
冷え切った二人の男女の
情事を通して見る
最後の「平成」も
底流にあるのは同じ気持ち。

平成なんて始めは
この世間に物凄い希望を抱いていたし
平成の途中から始まった21世紀にも
やっぱり微かな希望を抱いてみたけど
2019年、平成31年にならんとする現在、こんなにまで暗黒の更に暗い途を
まるで1945年、昭和20年の夏のような
最悪の目的地へひたすら向かうような
時代になるとは
やはり予想を超えてしまったけど

だからまだ
ここで歌うことを
自分から放棄する理由など
ひとつもない。

時代は更に悪く悪くなるかもしれないし
そこで血に塗れた手を汚す一人にならないとも限らないけど。

インスパイアしてくれて
高い志を持った周りの
無名のミュージシャンたちと
来年もまだ足掻きつづけてみようと
思う。

今年一年
見守ってくださった皆さんに
ただただ感謝を。
ありがとうございます。














12/11^20:12
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