diary2

2020年7月5日(日)
【6・19振り返りF】
6・19振り返りF

イベントのトリを務めてくれたのは
ウエムラ×ケンジくん。

ウエムラくんと一緒に6・19を演るのは4回目。
今年の場合、準備を始める時点で既に
新型コロナウィルスの蔓延が始まっていたので、緊急事態のほぼロックダウン中、
SNSのメッセージ機能を使って、ずっと意見交換していた。

開催できるかできないかの見込み、非常事態の解除やライブハウスの再開のタイミングの予想、できるとなった場合に告知をどうするか、飛沫予防などの対策をどうするか?などなど判断が難しい要件が色々有ったけれど、常に冷静に相談に乗ってくれた。

2017年に最初に一緒にイベントを作るようになったころは、僕はひたすら
ウエムラくんに興味を持って参加してほしいという気持ちばかりで、
なるべく負担がかからないように気を遣っていた。自分の出番に集中してほしいと。

しかし今年はもうウエムラくんの中で
このイベントに対する意識が年々強くなって、逆に積極的に準備を進めてくれたので、僕の方が意欲に押されていた感じだった。様々な役割を買って出てくれて、準備作業を引っ張ってくれたので、今回は僕よりウエムラくんを中心に開催に漕ぎ着けられたのだと思う。田代くんと同じく今や6・19の中心メンバーになってくれている。


5月下旬になっても
新型コロナウィルスの
状況が予断を許さなかったので、僕の考えではあくまで、安全面への配慮だったり、なるべくコンパクトに短時間で終了できる構成とか、告知を出すタイミングなど慎重に慎重に、無理をするくらいなら延期または中止を選ぶ腹づもりでいた。

出演者同士が集まっての事前ミーティングの要望もあったけど、僕の判断で
キャンセルしてしまった。

ぶっちゃけ、岡村はやる気ないのか?と出演者各位には思わせたかもしれないが、ウエムラくんの気合いの入った優れたデザインのフライヤーと、こまめにSNS上で更新を続けてくれたことが、きっと出演者のみんなのモチベーションを保ってくれたのだと思う。


全員参加のミーティングをキャンセルしたのは、やっぱり密集を避ける為だった。だから個別には話せる人とは話した。ウエムラくんとも二回事前に打ち合わせをした。

お互いに福岡大空襲や戦跡について調べたことに基づいてライブを組み立てるいうことを
4年間やってきたので、ウエムラくん
今年はどんなアプローチでやろうと考えているのか、興味があった。

ウエムラくんは新しい曲で
2020年の新しい時代の様相を
多分に危機感を滲ませて曲にまとめていた。「新しい生活様式」なんてものを政府に決められてること。

そんな異常な「新しい日常」に、抵抗を感じながらも、特に異を唱えずに、従っている国民の姿。

ウエムラくんの歌詞はノンフィクションライターのように、その曲の世界の中に聴いている人を連れて行く。
みんなが生きている日常をある角度から見ると違って見える風景。

僕も作曲のモチーフにそういう要素を取り入れているけど、だいたい僕の中の結論を強引に強調する。直裁に過ぎる、とお客さんに言われたこともある。

ウエムラくんの歌詞は
それが正しいとか間違いとか
簡単にジャッジしたり
理屈で説明することなく

あくまでもその歌詞の舞台の中で
繰り広げられる世界に
結論は委ねられて
聴く人の自由な想像を刺激する。

似ているアプローチをしているアーティストを福岡で探しても
あまり居ない、独自のスタイルを持っている。
ドブロギターをメインに使うことも
その特色の一つ。
その音色は最近だんだん幅広く深くなってる。

ライブパフォーマンスをやる、ステージングの点でも、一見物静かなウエムラくんは、自分を熱く燃やしながら、聴いている人を熱くすることができる。それを今回のライブでもちゃんと見せていた。僕が最後に演っていたら
あんな熱く盛り上がった雰囲気を作ることはできなかったと思う。

これは今後のウエムラくんのライブ活動にさらに期待できる部分だし、きっとウエムラくんの周りの共感の輪は広がっていくと思う。

最後に、打ち合わせのときに僕が
ウエムラくんに聞いてみたことだけど
新しいイベントを立ち上げる気持ちはない?という質問に対しては
彼が立ち上げるとしたら
もっと違う角度からのもので
僕がやっているようなものではないだろう、と答えてくれた。

数年前にウエムラくんは
僕の主催のイベント二つとも
今後ずっと参加したい気持ちがあると
言ってくれて感激したのだけど

あくまでも
これからも僕は
「6・19」と「トンタの森で会いましょう」という二つのイベントを
続けていくのかどうかを
悩み続けていくことになりそうだ。

だからきっとウエムラくんも
田代くんも来年になれば
「今年やるんですか?」と聞いてくれるのか、何も聞かずに
「やるのかな、やめるのかな?」
と考えてくれたりするのだろうか?

毎年の恒例行事のように
楽しんでもらえたらいい、来年やるときはもっと気楽に携わってもらえるものにしたいけれど、
今の世の中の状態と展望を
考えると
不透明過ぎて
何も言えない。

僕がイベントを始めたころから
一番心配している問題についての重大な局面が
訪れるような気もする。


7/5^22:01
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