2021年3月8日(月) 【3/8(3/6のチープサイドライブのレポート)】 松本ケンジさんが昨年の3月に 突然旅立ってしまわれて もう一年になるわけですね。 新型コロナの緊急事態で また休業を余儀なくされた 福岡市のライブハウスが 再開しました。 福岡市では指折りの老舗 「チープサイド」の再開第1週は 先週3/6に開かれた まさにその松本さんを偲ぶ 「松本ケンジ想い出ライブ」でした。 福岡市の拠点として長く歌い続けられた場所です。 長年のお付き合いである チープサイドのマスター 高木さんの強い願いもあったのだと 思います。 出演者は4組 ・桐原正二 ・すらごとや ・田代裕之 それと僕でした。一番以前から 松本さんを知っていたのは桐原さんみたいです。その次がすらごとやの方々。田代くんはいつから知っていたんだろう。僕とそんなに違わないと思います。 他の出演者のみなさんの 粋なふるまいというか 松本ケンジさんへの敬意に満ちたライブをときに温かく ときにユーモラスに そしてそれぞれの音楽の 持ち味を遺憾なく発揮して最高の歌と演奏を披露されていました。 駆けつけた皆さんの、 チープサイド高木さんご夫妻の、 松本さんへの想いも じんわり会場を包んでいた 温かい夜でした。 僕の印象ではチープサイドで 松本さんがライブする日の雰囲気でした。まるでちょっと席を外しているだけ、みたいな感じでした。きっとどこかで一緒に観ていらしたんだろうなと…。 僕は松本さんの最近の8年間くらい 仲良くさせていただきました。 その8年の以前から歌い手としての高い評価を受けてこられた実績のある人だということはわかっていたので あくまで 気にかけてもらって、 一緒にライブをする相手に選んでもらったり、音楽談義の相手をさせてもらっていた後輩の一人だったと思っています。それも意見が合わないときには平気で反論するような、全くもって生意気で扱いづらい後輩だったと思います。 僕は「粗製乱造」のソングライターもどきなので、しょっ中新しい曲を作っています。 松本さんがあの独特の優しい長崎の言葉で「岡村くんはよかねえ。俺はなかなか書けんくなってきたとさねえ…」とよく話していらした時期もありました。しかしそれからほどなくアルバムを発表され、昨年にもその次のアルバムを作っていると話しておられました。 生涯にわたり松本さんが作ってこられた楽曲はかなりの数になるのじゃないかと思います。そしていつもライブを拝見するとき、客席では、あれを歌ってほしいなとか、あの曲をお願いします、などのリクエストが飛んでいる場面を観ました。僕が言うのもおこがましいですが沢山の名曲を作られた方です。 何というか素人ランナーがてくてく走っていたら、ストレッチをしていた記録保持者のランナーにあっという間に抜き去られてしまう感じ、そんな感覚を味わいました。 持っているものが違うのだなあと 悔しさすら感じない気持ち むしろ畏怖のような気持ちでした。 松本さんが旅に出てしまわれた後も 僕はてくてく走って 粗製乱造の曲作りを続けています。 ですから3/6も その姿を観ていただこうと 思った次第です。 岡村釦 3/6セットリスト 1 なまえ(イントロ) 2 猫とヤクザ 3 天神 4 初老の独身男(新曲) 5 トンタの森 6 木が立っている ありがとうございました。 さて次回のライブは 松本さんにも出演していただいた2014年の第1回から数えて8年目を迎える 主催のイベント 「トンタの森で会いましょう」です。 3/817:57 [ｺﾒﾝﾄする] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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