diary2

2021年4月17日(土)
【4/12】
https://www.bobdylan.com/songs/tangled-blue/

ボブ・ディランのアルバム「血の轍」全曲カバーというのが今年の最初の自分の中での試みでした。コード進行を覚え、歌詞を覚え、さらに日本語の歌詞に「する」ことにしました。「訳す」のではなくて。(原詞は上のリンクから飛べます。)
このアルバムはボブ・ディランの最初の結婚生活の破綻が作品に影響しているという話で、実際ほぼ全曲が出会いや別れの曲。僕は基本的に自分の私生活とか恋愛の実話などはあまり歌詞に入れないことにしてるのですが、原詞に引っ張られていくので
ちょっと調子が狂いました。
珍しいものができたと思います。




Track1「Tangled up in blue」
「こんがらがって」

ある晴れた朝早く
寝転んだまま思い出す
彼女の少し明るい色の髪
まだ伸ばしたままかな
あの頃は僕は人生に行き詰まってて
服も心もぼろぼろヤケクソでぼろぼろ
道端につっ立って水しぶき浴びて
東へ向けて旅に出ようか
ここにいるべきかどうなのか
こんがらがって

知り合ったときに彼女はもう
リコンしかけてた
少し背中を押すつもりが
ドロ沼にはまって
西へ向かって二人で逃げた
行けるところまで
でもある暗く冷たい夜
全部だめになった
立ち去ろうとすると
彼女はこう言った
どっかの街でまたきっと
一緒になるかも
でもきっとその時も
まだこんがらがってる

北の大きな街で飲食の仕事を見つけた
でも苦手だったから結局は
クビになった
あの大きな古い街へも行った
仕事を探して
漁師のまねごとまでしたよ
どっかの港町
ひとりきりでいるとあの人を思い出す
だれかが欲しい気持ちと元に戻りたい気持ちがずっと
こんがらがってて

南の夜の街をさまよっていたら
ばったり出くわした
でもこっちが気づいているのに
あの人はまだ気づかない
だから何度も何度も通った
なんとか思い出すまで
根負けしたのかようやく
僕の手をとった
それは言葉にならないくらい
信じられないこと
喜びと何かの不吉な予兆を感じて
こんがらがってた

タバコを進めながら
彼女はこう言ったんだ
そっちから話しかけてこない性格は
そのまんまねって
そしてひとりの詩人の詩の話をした
ずっとずっと昔の僕に少し似た
炎のような言葉と情熱的な言葉
でも僕たちの間はそれと似てるようでいてもっともっと
こんがらがってる

ぎゅうぎゅう狭い地下室で
また一緒に暮らした
でもいい時なんか続かない
もう時は過ぎていた
昔の僕が現れどんどんだめにする
彼女の我慢も限界で
壊れかけていた
このままじゃもうやってけない
どうすりゃいいんだろう
でも、鳥は飛ぶ、それとおなじ、やるべきことやるしかない
たとえこんがらがってても

また振り出しへ戻った
でも彼女しか欲しくない
昔の知り合いみたいに
幻になる前に
計算高い人もいた
常識人もいた
僕の生き方は誰にも
受け入れられなかった
路上からまたもう一度歩き出してみるよ
互いを思う気持ちは
一緒でもその角度が違っていた
そしてこんがらがっていた


4/17^11:57
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