diary2

2023年6月2日(金)
【6/2最終回(その1)】
6/2(最終回 その1)

いきなり話が逸れますが
先日ライブに出演しましたので
そのレポートを先に書かせてください。ブログ更新が終わった後もライブは続けていこうと思っていますが、もうライブレポートを書くのは最後ですね。

考えてみると今までもほとんど読まれていなかったものですから、自分自身の備忘録的になっていましたし。何から何まで自己満足の営みなんですが。

さて5/27に出演させていただいたのは
Blowin' new soulの「fun gumbo」という企画です。これは普段のBlowin'LIVEが基本35分(セッティング込み)なのに対して、25分(セッティング込み)というルールを守るという。最近野球界で話題になった「ピッチクロック」ルールみたいな、要はメリハリのあるステージングを要求するライブです。

僕はこの企画がスタートした5年前から出演してきたので、ちゃんとルールはわかって了解して自覚して参加しているのですが、なんとやらかしてしまいました。

30分を過ぎてました。この企画タイムテーブルはタイトに組まれてますから、1組時間が押すと、後ろの組が持ち時間を削られてしまうことになります。僕の後に4組出演した方々がいましたが、それぞれの皆さんから1分強時間を盗んでしまったことになります。
それに終わった瞬間に気づいてしまい、出番が終わった後は終演までずっとやらかしたなあ、と落ち込んでしまいました。

セットリストを
書いておきます。

1.自由自治元年
2.ナガサレ(仮)(新曲)
3.雲ひとつずつ(新曲)
4.れるられる
5.ひとりごと
6.棄民節(新曲)

よりによって6曲ですよ!もう次の曲へ次の曲へと余裕がなくて気がついたら6曲目に突入していました。
ほんと後の出演者の皆さんには
ご迷惑をおかけしまして、ごめんなさい。決して確信犯ではありませんことを言い訳させてください。

しかし全く25分で撤収も含むステージングが頭に入っていなかった時点でアウト、もうこの企画に出られなくなるかもしれません。大失敗でした。

特にクレームやお店の方から咎められたりはしなかったのですが、ちょっと苦い気持ちが残ってしまいました。

それは置いといて、今回はライブに加えてお店の入り口を使って小さな夜市が開かれてました。これはBlowin' new soulをいろんな角度から盛り上げ応援する活動をしている「未来音楽堂」のジャニュアリーさんとナポリさんが手がける企画みたいで、だんだん暑い季節になり、表で夜市で雑貨や手作りの作品を並べて通りかかって見て行く人や告知を知って遊びに来た人と、出店した人が話したりする、その光景はとてもいいものですね。

そういう発想に乏しい僕なので、余計にこの光景に惹かれるものがあったのかも。しかし考えてみればいろんなイベントやお祭りでも物販とライブ演奏は付き物だったりします。
今まではこの場所でアイデアを実現しようとする人がいなかっただけで、ジャニュアリーさんやナポリさんの熱意が伝わってきます。

そんなライブだったわけですが、
「6・19」についてまだ書き足りないので、それについてもう少し。

2018年はgraf、2019年はsix pines sandwichesにて開催しました。
gn8mykitten さんや、元Heat Waveの増永さんのバンドstillなど、以前とは違う繋がりの出演者も出てくださるようになりました。2019年にふらっと観に来られたお客さんにはナジオさんや平田達彦さん、松本ケンジさんなどがいらっしゃって、福岡の大先輩方が興味を持ってくださったのも嬉しかったです。

実を言うと2020年は平田達彦さんに出演をお願いしようと思っていました。それには是非松本ケンジさんにも出ていただけたら、僕も平田さんもやりやすい雰囲気になるかなと考えました。そうなると場所はお二人が一番しっくりくるのはどこだろうな?と考えた挙句、当初の予定では老舗のチープサイドに申し込んでみようかと考えていました。

ところが松本ケンジさんが6月に大阪、名古屋、東京に歌いに行くという予定がもう決まってて、ごめん、ということでこの企画はまた今度になりました。松本さんも予定なかったら、喜んでやらせてもらいたかったよ、というありがたいお言葉を頂いてほっとしました。six pinesのカツさんにも、またウチでやってよ?というお話をもらっていたので、やはり2020年も2年連続でお世話になろうと決めました。

ところが、明けて2020年の2月末ごろから、どうも新型コロナウィルスというSARSみたいな危険な伝染性の感染症が上陸したらしい、という話が身の回りに広がり始め、4月ごろにはもう世の中がパニックになりかけるくらい全世界規模で感染者の増大や死者が続出していきました。

僕は結果的にこの3年間で一度も感染を自覚することはなかったので、つまり併せて10数回受けたPCR検査、抗原検査はすべて陰性でしたので、無自覚無症状で感染快癒した可能性はあるにせよ、今となってはこのコロナ禍の不気味な非現実感が強い印象としてあります。

しかし非現実感を伴っていても、あくまでも現実であった以上、特にパンデミックの初期段階に起きた社会的パニックは大きかったので、当然「6・19」もその影響をもろに受けました。

2020年6月19日は
たまたま一時的に感染の波が収まっていた時期と重なり、開催はできましたが、完全予約制で人数制限を作り、ソーシャルディスタンスという聞きなれない言葉を使いながら、会場内に最大で15人しか同時にいられないようにしました。ステージ正面にはアクリルボードが設置され店内店外に飛沫防止カーテンも設置したりと完全にマスクを着用したままでの開催でしたが、結果的に4名のお客様に来ていただきました。Blowin' new soulで開催したこの「6・19(13th)」の模様はアマチュアミュージシャンでありながらアマチュアフィルムメイカーでもある、サニーさんの監督編集によりドキュメンタリー映画にしていただきました。後から考えてみればこれが僕主催の最後の「6・19」になったことを考えると、サニーさんが撮影してくださって本当に良かったと思います。

結果的にコロナ禍は2020〜2022の僕のライブをかなりの割合で中止に追い込むことになりました。
残念ながら
2021年6月19日は
数日前まで「6・19(14th)」としてsix pines sandwichesにて開催を目指して準備していましたが、福岡県による飲食店への何度目かの営業自粛要請がなされ、お店の営業が不可能になり、直前で断念しました。

この経験を元に昨年2022年は年明けに
もうコロナ禍自体が公式に収束する迄は、「6・19」の開催を行わないと決めてこのホムペで発表し、2022年6月19日は東区多の津のリハーサルスタジオから動画による、僕とウエムラ×ケンジさんのライブと対談をYouTubeにアップしました。

ざっと「6・19」のイベントの歴史15年間はこんな風に過ぎていきました。
僕にできたことはこれが精一杯だったのだと思うのですが、やはりこういうイベントをやって昔の空襲を皆さんに追体験してもらいながら、現在や未来の戦争へどうNOの意思を突きつける為の小さなうねりを作るという目論見は失敗しました。もちろん最初から明確なゴールを設定することができず、自分自身が試行錯誤を繰り返して、どのくらい一貫してイベントのコンセプトを貫くことができたか、と自問する度に穴があったら入りたくなります。恥ずかしさと情けなさと、それを上回る持ち前の都合の良さで、まあこんなもんかななどと考えていたりします。

反面真剣に反省したりもしています。
もっと具体的で何か違う反戦的なアピールを発信できたはずなのですが、
それをできなかったのはなぜなのか、
それについてさらに掘り下げてみましょう。

実はこれに関して、13年間(15年間)のうちに気づいたことはたくさんあります。
たとえば、僕のスタンスです。
僕がより運営に徹すること、すなわち演者を兼ねることをやめて、もっと地味な作業、それにはイベントをどのようなものにするかについての出演者やハコ側への提案やミーティング、告知や宣伝方法の多角化など、よりテーマを深める方向に力を注ぐことができたはずでした。
第一回の開催時に、冒頭に1曲のみ「6月19日」という自作曲を演奏した時は、その考えでした。

僕は運営に回り、色んな出演者が福岡大空襲や戦争と平和について、それを普段福岡のライブシーンで自分が展開している音楽活動とリンクさせながら、各自の思いをこめたライブをしていただく。
しかし第三回まで、この事がなかなか
出演者のみなさんに共有してもらえなかった。すなわち僕が出演者のみなさんとコミュニケーションを充分取っていなかった。もっと時間をかけて丁寧に説明するべきでした。
第三回以降の僕は演者として一番重たい話やテーマの楽曲を作り選ぶ事で、他の出演者の方々に、僕のこのイベントへのイメージを感じてもらおうとしました。僕はちょっとコミュ障なところがありますので、会話するより気楽に伝えられるこの方法を選ぶようになりました。

結局回を重ねると、僕の「6・19」へのモチベーションは自分の出番の内容をどうするかに注がれることになり、
他の出演者との差異化をどうするか、を考える反面、自分が打ち出したいメッセージと他の人たちの考え方とのギャップを話し合って、「6・19」というイベントに参加した全てが共有できる思いをこめたメッセージを打ち出せば、それを各自が普段のライブ活動の中に持ち帰って、別々の回路で広がって、より「6・19」というイベントに参加する人が増やせたかもしれません。

でも僕は議論することを避けてしまいました。それは各自の考えを真剣に議論することが、イベント当日直前に、出演者がキャンセルすることになることを避けようという情け無く、かつ現実的な要請に基づく判断でした。
「戦争についての考え方は人それぞれであり、その違いを尊重し、みんなが自分の信念に従って表現する」という
よく言えば寛容な考え方に落ち着きました。それは言い換えると一歩間違えば、戦争礼賛の主張すら受け入れてしまう隙だらけの曖昧な趣旨のイベントに堕してしまったとも言えます。




6/2^21:28
[コメントする]


<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。




w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]

無料ホームページ作成は@peps!
++新着日記++