diary3

2024年1月12日(金)
【2024年1月11日】
僕はまたヘイト本の
広告を見てしまった。
著者はまたも
産経新聞に論説委員として
いたという佐々木類とかいう男だ。

移民排斥しようという内容だ。
広告から、既にありもしない外国人犯罪の増大、もしくは事実を過剰にしかも恣意的に誇張、脚色して移民を敵視、恐怖心を煽っている。
そこには彼ら移民が
日本の経団連や政府が作った政策によって低賃金の労働力として導入され、入管や法務省などの政府機関によって、著しく人権を制限され侵害されている実態については全く無視されているし、犯罪率にの増加についても、きちんとしたデータの裏付けはない。

その程度の根拠のない妄想の書だ。

(読みたくもないから買わないが、広告だけで中身は無い、もしくは著しくトーンダウンするのが、ヘイト本の常らしい。なぜならば客観的事実ではない事象を論理的に書くことはできないからだ。むしろ彼らがヘイト本を出版し続けているのはそれを買わせて資金を得るためと、新聞広告の読者に自分たちの排外主義をアピールするためだ。)

現在の状況や自分の生きる社会に
不安を感じる人に排外主義を吹き込み、煽ることは
ヘイトスピーチやヘイトクライムを
助長する極めて悪意に満ちた行為だ。

しかし排外主義に凝り固まって、異文化との交流や対話を拒否し、禁止するのは明らかにその人々の発展にも隆盛にも繋がらない。
世界から自分たちを切り離すだけで、結局孤立して退行し、衰退してゆく。

彼らは日本人の優位を
主張し、それを誇示するために差別意識を用いてしまったが故に、却って
それを揺るがし、貶めてしまっていることに気づくべきだ。

世の中が不安な時ほど、対立や排外より対話と理解を試みる時だろう。
ヘイト本なんか書いてる場合じゃない。買ったりシェアする場合じゃない。

ということを考えて
「日本人という幻想」という曲を作ったので、今度歌います。

そして歴史上移民が起こした変化が、
いかに世界をよりよくしてきたのかについて書いた次の文章を引用する。

「いまからすれば第三世界解放の真の主役は、じつは新旧の境界を打ち壊した移民や人口の流れなのかもしれない。実際、領土的、「人種」的境界を常に「侵犯」し続ける者、排他主義を打破し、共同の文明をめざす者こそがポストコロニアルの主役である。

アントニオ・ネグリ
マイケル・ハート
「〈帝国〉」(グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性)2003年
以文社より」


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