diary3

2024年1月14日(日)
【2024年1月14日】
たとえば
10代に出会った音楽を
40年間ずっと繰り返し
繰り返し繰り返し
聴き続けるリスナーがいる。
それは一つのスタイルとして
あってよいとは思う。

でも今僕は
10代で出会った音楽を
ほぼ全く聴かない。
ビートルズ、ストーンズ、ブルー・ハーツ他。
聴きたくないとかいう話ではなく
単純に時間がない。
ちなみに僕は一人暮らしなので
起きている時間はずっと音楽を聴いている。何をするにも音楽は流している。ということな一日10時間くらいは
毎日音楽を選ぶことができる。
でも昔聴いていた曲を聴く時間がない。なぜなら初めて聴く音楽を聴いているからだ、やってもやっても時間が足りないくらい、世界には音楽が無尽蔵にある。もう一つ10代に出会った音楽を聴かない理由がある。
ひょっとして20代終わりくらいまでそうだったかもしれないが、ある物差しが僕を強固に縛り付けていた。
それはラジオやテレビの音楽番組や音楽雑誌などから長年刷り込みを受けてできもののように凝り固まった物差しだった。

30になるくらいにそれがいかに
本質から外れている物差しかを知り
自分が聴いてきた音楽が世界の中心で
それ以外が辺縁だと思うそれ自体の考えの的外れぶりに気づいてから

世界の色んな年代の音楽を探して聴くことをしたくなった。

例えを一つ
ボサノヴァはブラジル発の
60年代初頭のアメリカから
全世界を席巻した流行音楽で
実際ブラジル国内では
限られた都市部のしかもごく一部に
聴かれただけだった。

じゃあボサノヴァの魅力から
ブラジルという国に興味を持って
ブラジルではどんな音楽が
愛されるのか、人気があるのか
を調べてみると…

いわゆる日本の
洋楽ファンの文化は
もちろんあるんだけど
ブラジル人の心に
ずっと長年響いてきた
音楽は他にあって
それはサンバとかノルデスチとか
いうだけではなく
とてもたくさんあり、それは住んでるエスノシティにも文化や宗教にも
影響されてめちゃくちゃ枝分かれしていることがわかっていく。

それはラテンアメリカの他の地域も同じで当然欧米のポップミュージックが影響しているけど、歴史的に
植民地時代の白人と奴隷や先住民との混合の中で生まれてきた音楽が各地にたくさんある、結局それを世界各地に当てはめていくと、ご当地で生まれた音楽というのは相当たくさんあることがわかってくる。

それらは歴史的なものだけではなく
現代のポップミュージックとして
アレンジされ再生産されて膨大な量になる。

僕は小さなころビートルズの名盤が
世界で一番すごい音楽であるという
刷り込みを受けたし、僕の父はおそらくバッハやベートーベンが世界で一番すごい音楽を作ったという物差しで音楽を聴いていただろう。
パンク世代はいつまでも、クラッシュやスターリンを崇めるだろうし、グランジの世代はNirvanaを崇めるだろう。

でもそれは結局欧米の価値観でしかないし、世界の色んな地域にそこ特有の文化や歴史がある以上、その時代の一番優れた音楽の称号も、その文化によって、候補の数もまた膨大になる。

個人的には
この21世紀も変わらない
白人と国連常任理事国の欧米が支配し続けている国際世界を
見渡すと
もうビートルズはその権威に祭り上げられた存在になってしまった感がある。

つまりピープルズミュージックとしては全世界からというにはいわゆる
アジアアフリカラテンアメリカイスラムなどの欧米の価値観から
オルタナティブな存在として
ボブ・マーリーの方が、より支持されているような気がしています。

それはあくまで私感に過ぎないけれど
今日もまた今まで触れてこなかった音楽を聴いています。
それは終わることがないみたいです。


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